【手数料不要】SoftbankのAndroidスマホのSIMロック解除を自分でやってみた
とにかく荷物を減らしたい…ん?
今回の台湾旅行、田舎に行く関係上服がいつもよりかなり重い。なのに例によってLCC預け荷物なしというシビアな状況。減らせるものは減らそうと目を光らせていたら…気付いてしまった。。。
レンタルWifiって重いしかさばるし取り扱いに気を遣うし今まで何で借りてたんだ?
…というわけで、これを機にSIMロック解除に着手した次第。
本当に自分でできるのか?
結論から言えば、できた。SIMロック解除にはざっくり言って下記の2段階がある。この1、2は時間が空いても構わない、というのがポイント。1は日本で、2を海外でSIM購入後にやってもOKなのだ。
- My SoftbankからSIM解除の手続きを行い、「SIM解除コード」を入手する
- スマホに最初の他社SIMを入れ、「SIM解除コード」を入力(いわゆる海外SIM突っ込んだ後の通信設定≒アクティベートとは別なので注意。)
ところがSoftbankの説明だとそれがさっぱりわからず、事前に中華電信のSIMを買うために羽田に行こうとしていた。完全にミスリードを誘っているとしか思えない書き方に踊らされた形である。確かに、2を終えてはじめてパーフェクトに完了!と言えるのはわかるんだけど…。
いざ、解除(1-My Softbankでの解除手続き)
1.My Softbankにログインし、「契約・オプション管理」をクリック
右下青枠内の「継続期間」がSIMロック解除の基準を満たしているかは先に確認しておくこと。
2.左下の「SIMロック解除手続き」をクリック
3.注意事項を読んでから下へスクロール
4.自分のスマホのIMEI番号を入力
IMEI番号はXperiaZ5の場合、設定>端末情報>機器の状態>IMEI情報>IMEIで確認可能。
5.青枠内を確認して「解除手続きをする」をクリック
6.表示されたSIM解除コードをメモ
※これは絶対控えてSIM購入時に参照できるようにしておくこと。
SIMカードが手許になければ、できるのはここまで。一旦終了。
また、海外で別のSIMに入れ替えるとSoftbankの携帯アドレス宛のメールは届かなくなるため、続けてウェブブラウザからメール閲覧できるよう設定しておくのをおススメする。
現地空港にていざ、解除(2ーSIMカード購入&挿入&設定)
1.渡航先の空港のショップでSIMくださいと言う
2.パスポートを渡し、代金を支払う
3.店員さんに電源をオフにしたスマホを渡して買ったSIMを挿入してもらい、一旦返してもらう
4.電源を入れるとSIMコード入力画面が出るので、ハイフンを無視して16ケタの数字を入力する
※これでSIMロックの解除が完了する。
5.店員さんにスマホを戻し、通信設定をしてもらう
※これがどうやらアクティベートという、SIMをとっかえたら毎回しなくてはならない作業である。
以上!空港でかかった時間は10分足らず。おかげで台湾の都会でも田舎でもサクサク通信できて快適この上なかった。
考えたらほぼメリットしかなかった
【メリット】
- 荷物が減る
- レンタルWi-Fiを壊さないよう気を遣う必要がない
- 空港での時間短縮
- 安い
- スマホの電池残量だけを気にすればよい
- 現地で電話ができる
- 複数国の周遊をする際も、共通のSIMを使えば1枚で済む場合がある
- 自分でやれば解除は無料
まず荷物が減る!あと個人的には毎回毎回Wi-fiをなくしたり壊したりしないように気を遣ったり、ぐったり疲れて帰ってきて返却カウンターに行くのが精神的負担だったので、事前申込無し、手続き10分弱、渡航先到着時のみショップに寄ればいいというのは大きかった。価格に関しても、中華電信のSIM(5日間用、通信量無制限、無料通話つき)とほぼ同条件のレンタルWi-fiを比較してみると1,000円程度SIMのほうが安い。
レンタルWi-fiの場合、スマホと共にWi-fiルーターの電池残量も気にしている必要があるが、SIMフリースマホなら通常通りスマホの電池残量だけに注意していれば良い。ホテルへ行くのに迷ったりした場合に、現地の固定電話宛に電話ができるのも大きなメリットだ。
あと今回は台湾のみの旅行だったため試していないが、複数国対応SIMなるものもあるそうだ。初めての香港&マカオ一人旅の際、ケチって香港のWi-fiのみをレンタルしたがためにマカオで道に迷って地獄を見た身としては、次回ぜひとも買ってみたいものである。
【デメリット】
- 日本国内で使用しているSIMを無くさないよう注意が必要
- 携帯メールは届かないため、ウェブブラウザから見られるようにするなど国内にいる間に対策をしておく必要がある
普段使っているSIMをなくすのが心配な場合には、ケースを用意してもいいと思う。私はパスポートまで全部入るようトラベルポシェットを持っているので、日本円用の小銭を入れるところにしまっておいた。
誤算だったのは、携帯メールが届かないことである。当然と言えば当然なのだが、ソフトバンクのドメインを使用しているメールなので中華電信に入れ替えた時点で届かない。2日目にそのことに気付き、ウェブブラウザからの閲覧を可能にしようとしたが、国内からMySoftbankにログインしなければできなかったので断念。いい教訓になった。
海外行くならやっておこう
台湾や香港は比較的フリーのWi-fi環境が整っているし、レンタルWi-fiも安く便利になっているとはいえ、やはり普段自分が使っているスマホをそのまま使えるというメリットは大きい。初めての海外で不安に思っている人ほど、是非試していただきたい。この記事がその一助となれば幸いである。