茶々豚々 Cha-cha Ton-ton

幾多のお茶に魅せられて。"茶迷人"が、日々のお茶とよしなしごとを綴るblog

台湾茶旅にオススメのバス路線

台湾茶旅の交通手段、どうする?

台湾茶旅にあたって、悩みの種は交通手段でした。なんせ免許がないですし、女1人旅なのでなるべく田舎でのタクシー利用は避けたかったのです。

 

でも調べてみると台湾には茶旅にぴったりのバス路線が色々あり、組み合わせることで4泊5日にも関わらずみっちり茶産地を回ることができました。

 

茶畑そのものからはちょっと離れていたりしますが、初めてだしとにかく産地でお茶を買いたい!茶産地を入り口でいいから目にしたい!というのなら充分です。

 

便利なアプリ「台湾公車通」

 まずは「台湾公車通」をダウンロードしました。台湾のバス停には時刻表がないため、バスが今どこを通っているかアプリで確認するのです。このアプリはGoogleマップ上で経路を表示してくれるため、計画にも役立ちました。 詳しい使い方は別記事にまとめようかと思います。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.skystar.twbus

 

 

台湾茶旅オススメバス路線

  • 先頭の数字は2018年9月現在の路線番号です。
  • 路線番号に続く経路の表記は、台湾公車通の路線の表記を参考におおまかに書いています。全停留所ではないことに注意。

【6883 臺中―溪頭】 

主な停留所:台中→臺中火車站→高鐵臺中站→竹山工業區→鹿谷郷農會→溪頭

凍頂烏龍茶の里、鹿谷郷まで1本!鹿谷郷農會の博物館を見たり、有名なお茶屋さんで買い物ができます。途中の「竹山工業區」で降りれば、遊山茶訪さんの茶文化館に寄れます。こちらもモダンで素敵な館内に、風情たっぷりの製茶用具が展示されているのでぜひ。

 

ただし凍頂山の「茶畑」へは、さらに足が必要です。バスの経路が行き帰りで違うため不便で、徒歩も時間がかかります。私は宿泊した松原山莊さんが茶畑をお持ちだったのもあり、息子さんが「バス?徒歩!?キツイよ!!」と、わざわざ車を出してくださいました。絶景!非常感謝!
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【6801 日月潭―溪頭】

主な停留所:教會前(鹿谷郷農會)→集集→水里→日月潭水社遊客中心

鹿谷郷から紅茶の名産地、魚池郷は日月潭へダイレクトアクセス!途中、水里と集集を通ります。私は車内から写真を撮りました。ごくごく普通の町並みと、ノスタルジックな駅が見られるのが嬉しい。
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【6667 頭社―日月潭―埔里】

主な停留所:日月潭孔子廟→埔里 

日月潭から紅茶工場「日月老茶廠」に行くならこのバス!孔子廟バス停で降りれば徒歩1~2分です。私は行きませんでしたが、埔里まで行けます。
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【6739 日月潭阿里山

主な停留所:日月潭→梅子夢工廠→阿里山

日月潭から阿里山へ直通しているのみならず、途中の梅子夢工廠(信義郷農會の道の駅的スポット)で玉山烏龍茶やら農産物が買えるナイスバス。どんどん山を上ってゆき、霧の中の茶畑が時折車窓から見られるのもポイントが高い!

 

ただし1日2本、長距離ながらミニバスで予約と事前のチケット受け取りが必要なので注意。落石も多いエリアのようなので、日程には余裕をもって。予約については別記事にまとめました。
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【7329 高鐵嘉義阿里山

主な停留所:阿里山→石棹→高鐵嘉義

阿里山のてっぺんから、茶畑が美しい石棹エリアへ移動するときと、宿泊した石棹から高鐵嘉義まで行くのに使いました。ここも落石ニュースがありちょっとハラハラ。阿里山からは、他にも奮起湖経由のバスがあります。

 

石棹は茶農家さん経営の民宿が沢山あるのでお茶好きさんにはぜひ泊まってみてほしい!

私は天一休閒民宿さんにお世話になりました。こちらもご家族が親切で、今もLINEやFBでやりとりしています✨

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【9028 新北市新店區―坪林―蘇澳】

主な停留所:新店區(大坪林)→坪林→蘇澳

中国茶台湾茶と茶旅と言えばこの方、あるきちさんのブログを拝見して使ってみました。あるきちさんブログがなければ、この旅程は組めなかったと断言できます。

 

台北MRTの大坪林站から徒歩1~2分のバスセンター発、30分程度であっという間に文山包種の本場坪林へ。坪林茶業博物館は、展示に色々ハイテクな工夫が施されていてすごく楽しい!🍵また、博物館前の川の側の木には鷺が沢山いてかわいらしかったです。

 

出発地の大坪林站周りには地元密着型のお店や朝市があるので、そちらも楽しめます!

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弾丸茶旅ものんびり茶旅も組み合わせ次第

例えば阿里山をじっくり堪能したいのなら、嘉義から阿里山森林鐵路で上り阿里山で1泊、翌朝御来光を見たのちバスで石棹に行って1泊、バスで高鐵嘉義へ。高鐵で台北や高雄に移動して1~2泊…というコースもアリです。

 

日月潭へも高鐵臺中からバスで行けるので、臺中→日月潭阿里山嘉義→臺中という台湾中部の旅も可能。

 

はたまたフルでバスを使い、みっちり旅程を組むのもまた楽しいですよ!…ハードですが( ;∀;)

 

【参考】私の旅程


太字がバス利用したところ、カッコ内は目的地です。ここまでガッツリ書かなくても良かったな…( ̄▽ ̄;)

 

❤1日目:桃園空港→高鐵桃園→高鐵臺中→竹山工業區(遊山茶坊)→鹿谷郷農會/教會前(凍頂山/松原山莊)

 

❤2日目:鹿谷郷農會/教會前→日月潭水社遊客中心(バスチケット受取)→孔子廟(日月老茶廠)→日月潭水社遊客中心(日月潭

 

❤3日目:日月潭水社遊客中心(日月潭)→梅子夢工廠(休憩)→阿里山阿里山森林遊楽区)→石棹(天一休閒民宿)

 

❤4日目:石棹→高鐵嘉義→高鐵臺中/新烏日車站→大慶火車站→中山醫學大學→文心公益路口(無為草堂)→公益精誠路口→臺中火車→高鐵臺中/新烏日車站→高鐵台北

 

❤5日目:台北大坪林→坪林國中(坪林茶業博物館/祥泰茶荘)→坪林→福安居(深坑老街)→深坑→木柵→動物園站→貓纜動物園站→貓空(六季香茶坊)→貓纜動物園站→動物園站→高鐵台北→高鐵桃園→桃園空港

 

バスを活用すれば、台湾茶旅はグッと楽に楽しくなります。ぜひ調べてみてください!