茶々豚々 Cha-cha Ton-ton

幾多のお茶に魅せられて。"茶迷人"が、日々のお茶とよしなしごとを綴るblog

台湾茶旅1日目① 羽田から竹山鎮・遊山茶訪茶文化館まで

(まえがき)すべては楽桃航空のせいだ

今年(2018年)5月、ついに台湾に行く機会に恵まれ4泊5日の茶旅をしてきました!

 

…というのも、ぽっかり時間が空いたところに楽桃航空、すなわちPeachのセールが重なり、さらにポイントがあったため台北往復航空券を約1万円でゲットしてしまったから。

 

しかも最初は阿里山でのんびりするつもりが、バス路線を調べるうちに茶産地をハシゴできることが判明。結果、初渡台にして台北市街にはほぼ繰り出さず、田舎を巡って農家民宿に泊まり、お茶を見て買ってひたすら飲むばかりの旅と相成りました( ̄▽ ̄;)

 

だらだらした旅行記ですが、現地に知り合いいない・台湾華語(中国語)話せない・仕事でもない、けど茶産地でお買い物してみたい!という方の一助となれば幸いです。

 

まずは羽田を発つのである
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YCAT4:00発、羽田4:32着。AM5:50のPeachめがけて、おなじみ京急バスに乗るところから、今年5月の台湾茶旅は始まりました。

 

例によって預け手荷物なしの気楽なLCC旅なので、チェックインからの手荷物検査も至ってスムーズです。20分もかからずサクサク通り抜け、ラウンジでオレンジジュースを飲むついでに会話カードを作っておきます。 
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 これは私が英語圏以外の国に行くとき、必ず作っているもの。時間や行先、数量などを自分が使いそうなものに変えて書いておけば便利だし、現地語や文法を覚える手助けになるのです。あとちょっとしたイラストを入れているのが国を問わず妙に好評で、みんなニコっとしてくれるのでやめられない…(笑)

 

今回は自分がどんなお茶が好きなのか、どのくらい欲しいのか、何時のバスに乗りたいのか(これ重要)を書いた茶旅バージョンにしましたが、のちのち役に立ちました。

 

桃園着いたらノンストップ!!

さて、飛行機はつつがなく定刻に桃園国際空港に着陸。いきなりシャープの広告がお出迎え。外資系企業になったんだなぁ…と実感する瞬間です。
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混雑度合いを心配していたイミグレも同時間帯の到着が少ないのか大して時間はかからなかったものの、ここからが時間との勝負です。桃園国際空港から高鐵桃園まではMRTでも20分ほどかかるうえに、本数も15~20分に1本程度。さらに高鐵桃園では予約した切符を受けとる必要があるので、到着早々猛スピードで行動開始!

 

SIMカードを買う

まずはSIMカードの入手です。早足でMRT乗り場に向かっていくとちょうど狙っていた中華電信があったので、早速お姉さんに5DayタイプのプリペイドSIMをお願いしました。

 

中華電信プリペイドSIMの5Daysタイプには価格が2種類ありますが、これは無料通話量の違い。私は台湾華語が話せないので、電話をすることもほぼなかろう、と無料通話がNT$50分だけついたNT$300の安い方を出してもらいます。

 

また今回自分でSIMロックを解除したばかりだったので、お姉さんがSIMを挿入したらスマホを一旦返してもらい、SIMロック解除キーを入力したのち再度お姉さんに渡して設定(アクティベート)を頼みました。支払いがクレジットだったのもあり、ここは10分程度でミッションコンプリート!

 

②悠遊卡を買ってMRTに乗る

SIM購入後、「機場捷運」の表示を見ながらひたすら進むと、至って簡単に改札にたどり着きました。東京駅や横浜駅を歩くより大分ラク! 

 

さて、ここでは台湾版PASMO「悠遊卡(ヨウヨウカード)」を買わねばなりません。これさえあれば田舎のバスにもサクサク乗れる、というマジカルアイテムです。

 

買い方の予習はしてきたものの、券売機の前にはニコニコてきぱきした係のおばちゃんが待機しており、NT$400を出して「可以買悠遊卡嗎?」と聞くとすぐに買い方を教えてくれました。無事悠遊卡ゲット!カード代がNT$100なので、NT$300がチャージされた状態です。

 

改札をすり抜け、「中歴」方面のMRTを待っているとほどなくMRTが来たのでひと安心。はい、こちらももちろん時刻表はありません…。高鐵は指定席を取ったので、なかなかギャンブル。

 

 ③高鐵桃園駅で予約済み切符を受けとる

MRT車内で一息ついたのも束の間、20分程度程度で高鐵桃園駅に着きました。例によって駅の表示にひたすら従って進み、改札側のカウンターでにこやかな駅員さんに挨拶しつつ、高鐵切符の予約完了メールをプリントアウトしたものを差し出します。記憶が曖昧なのですが、旅行中に使う3枚をまとめて発券してもらったかと。こちらもサクサク発券して下さいました。

 

凍頂烏龍茶の郷・鹿谷へのバスが出ている、台中を目指します。
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ホームに着いたのは、発車の7分くらい前だったかな?遅延なく8:55に桃園空港着、預け手荷物ナシで10:01の高鐵桃園発の高鐵にギリギリ間に合った形なので、同じ経路の場合は少し余裕を持ちましょう…。

 

高鐵で台中へ、しばしインターバル

高速列車ってどこの国でもテンションあがるわ~、とまずはパチリ。
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台中までは40分ほどなので、車内のフリーペーパーに目を通してのんびり。広東語圏の香港&マカオではチョコレートを「朱古力」というので、やっぱり違う言語圏に来たんだなーとわくわく。

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南の方ではカカオを栽培しているんですね。いつか見てみたい。
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台中駅で最終ダッシュ 

けっこうあっという間に40分が経ち、台中駅が近づいてきました。もしここで10:50のバスに乗れれば、お昼前に最初の目的地である遊山茶訪茶文化館に着くはずです…が、見知らぬ土地の見知らぬ駅で8分で乗り換えができるのか!?

 

…できましたΨ( ̄∇ ̄)Ψ
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事前にバス乗り場を調べ、高鐵台中駅構内図から一番近い出口をチェックしていた甲斐があり、バス乗り場に着くとまさに溪頭線が入ってくるところ!悠遊卡でサクッと乗り込みます。神奈川⇔都内で鍛えた乗り換えスキルもモノをいい、嬉しいような哀しいような…(笑)なお、2018年10月現在の溪頭線の時刻表によると、もう少し余裕ができたようです。

 

ちなみに台湾の路線バスは発着地以外の時刻表がないことが多いのですが、中長距離の、特に観光地に行くバスはこんな感じで途中の時刻もWebサイトに載っていたりします。
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今回は「竹山工業區」で一旦降りて遊山茶坊茶文化館を観たら、1時間後のバスに乗り「鹿谷郷農會茶業中心」まで向かう予定。
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遊山茶坊茶文化館に到着!

「竹山工業區」の表示を見落とさぬよう、プリントアウトした時刻表片手にシートがキュートな溪頭線に揺られること45分。

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降り立った竹山工業區は工業區の名前で思い浮かぶようなモクモクした地区ではなく(最近そういう場所もあまりないでしょうが)、どちらかと言えば提灯や竹細工など伝統工芸品の工場が並んでいる落ち着いたエリア。外からはあまりよく見えないのですが、実際に地域の産業と特産品を重視して設置されているようです(工業區Webサイト)。

 

名簿を見てみるとお茶の工場もちらほら。うーむ、工業區とはいえわが故郷・磯子とはだいぶ趣を異にします。

 

そんなことを思いつつ、想定外の暑さにフラフラと歩いて行くと、急にモダンな建物が出現。そうです、これが遊山茶訪茶文化館です!
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つづく。